十日えびす」、えびす様のお祭りです。

auのCMでおなじみの”浦島太郎”(桐谷健太さん)は、
実は”えびす様”がモデルだったのですね。

古代中国から伝わった「陰陽五行説」をもとに、
ほとんどの日本むかし話は構成されています。
京の都も、その風水のもとに造られました。

どうして、太郎は子供達から亀を救ったのか?

どうして、亀に乗せられ竜宮城へ行ったのか?

どうして、乙姫から玉手箱を送られたのか?

どうして、戻ってから白い煙を浴びたのか?

そして、浦島太郎はその後どうなったのか?

そんな疑問がわいてきませんか?

はたして、浦島太郎伝説とは!

“浦島太郎”は漁師。
その容姿と持ち物からして、“えびす様”と思われます。

“えびす様”は、もともと人々の前にときたま現れる外来物に対する信仰であり、
海の向こうからやってくる海神です。
漁業の神様から商業の神様、福神様ともなっています。
各地のえびす神社では、「十日えびす」で有名ですね。

古代中国の陰陽五行説の五行とは!

古代中国では、
自然界は、五行である「木」「火」「土」「金」「水」
「もく・か・ど・ごん・すい」
で構成されると考えました。

「木は水から生まれ、火は木から生まれ、火は土に帰る、
金は土から生まれ、水は金が冷えることによって生まれる。」

そうやって正の循環(生かす)しているということなのです。

反対に、負の循環(殺す、剋)もあります。それが、

「木は土を痩せさせ、土は水を濁す。
水は火を消し止め、火は金を溶かす。
そして、金の斧は木を傷つけ倒すと。」です。

また五行もいろいろな展開があるのですね。

五 行「 ・ ・ ・ ・ 
五 臓「 ・ ・ ・ ・ 
五 方「 ・ 中央・ 西・ 
五 季「 ・ 土用・ ・ 
五 色「 ・ ・ ・ ・ 
四神+「青龍朱雀麒麟白虎玄亀

それでは、物語に話を戻しましょう。

えびす様は東方の神様です。

その“えびす様”は、「五行説」では、東方を指し、「木気」です。
海と縁が深いのは、「五行」のいう相生「」。
によって養われ、がなければは枯れてしまう。」

“浦島太郎”は、このことから
海に関係する仕事をして、遠い海から帰ってくる。
帰ってきた浦島太郎は、がなければ枯れてしまう。
つまり、枯れた老人になってしまうのですね。

漁師の浦島太郎は、
子供達が亀をいじめているところに遭遇します。

“浦島太郎”は、
登場する“”は、玄武を象徴し、
海のものとして、五行では「水気」にあたります。

かわいそうな亀は、五情では「哀」。
いじめられる亀は、五志では「恐・驚」となるのです。

いじめる“子供達”は、
」である“”をいじめる「土気
」は、東西南北の真ん中、“ヒト”を指します。

つまり「剋水」、は水を濁すという意味になります。
太郎が亀を助けると、亀は礼として太郎を竜宮城に連れて行く。
“浦島太郎” 「」は、
“子供達” 「」から、 “亀” 「」を助けます。

つまり「」の関係です。
」は根を地中に張って「」を締め付け、
養分を吸い取って土地を痩せさせます。

助けた亀は、太郎を竜宮城へ連れて行きます!

“亀” 「」はお礼に、 “浦島太郎” 「」を
“竜宮城”へ連れていきます。

」と「」の関係は、
相生「」の陽の関係ですから竜宮城へ連れていけるのですね。

竜宮城では乙姫(一説には東海竜王の娘:竜女)が太郎を歓待します。
なぜ“竜宮城”かというと、
竜は、“青竜”として「東方」に住む獣神です。
東方から去来した“えびす様”と一致します。

歓待する“乙姫”は、
乙は、十干では「木の弟」であり、
同じ「木気」であり、姫に相当する「」です。

“浦島太郎”は「」のため
陰陽の相性となります。
甲姫では話にならないのです。

帰らなければならなくなった浦島太郎!

しばらくして太郎が帰る意思を伝えると、
乙姫は「決して開けてはならない」としつつ、
太郎へ「玉手箱」を渡します。

お礼として連れていかれた竜宮城、
歌へ踊れのあこがれの別世界だったはず。

短期的な快楽と引き換えに、
家族やコミュニティも捨てて、
ここへ来てしまったのです。

もう一度、故郷へ帰りたい。
太郎は、西に向かって帰るのでした。

西方」は白虎の住む「金気」の世界。

乙姫は、
「決して開けてはならない」という。

“玉手箱”とはいったい?

玉手箱の”玉”は、「魂」や「時間」のこと。
浦島太郎自身の過ごした時間が、
いっぱい詰まった手箱だったんですね。

ですから、これを開けるとどうなるか、わかりますよね。

太郎が亀に連れられ浜に帰ると、
太郎が知っている人は誰もいない。

東方(未開の地、遥かかなた、宇宙)に位置するところから、
西方へ向かって帰るのですから、

それはそれは、
まるで宇宙を何光年も旅して帰ってきた、宇宙パイロットのように。
そう、時間旅行者になっていたのです。

太郎が玉手箱を開けると、中から煙が発生し、
煙を浴びた太郎は、老人の姿にみるみる変わって行きます。

浦島太郎は、乙姫から忠告されたにも関わらず、
好奇心に勝てず、玉手箱を開けてしまうのです。

乙姫は、太郎が玉手箱を開けることを予感していたのですね。

それでも、乙姫は太郎の魂の時間が詰まった玉手箱を、
渡すしかなかったのです。

とうとう、太郎は、玉手箱を開けてしまいます。
そこから、白い煙。
このは、西方を意味し、五行では「金気」です。

白い煙「」を浴びた浦島太郎「」は、
みるみる老人に変わっていきました。

つまり、相剋「」の関係となります
属製の斧や鋸はを傷つけ、切り倒す。」という意味です。

ですから、浦島太郎を反省させるためには、
白い煙じゃなければいけなかったのです。

浦島太郎が竜宮城で過ごした日々は数日でしたが、
地上では随分長い年月が経っていました。
この時間経過の差は、状況を一変させていたのです。

自分を知るものは、誰もいない世界。
自分自身の少しの気の迷いにより長居したことで、
こんなにも切ない物語を生んだのですね。

その後の顛末は、諸説あるのですが、

その後のグッドな結末があるんです。

たぶん、乙姫は太郎を愛していたのでしょう。
わたしは、そう思います。

それは...、

 

玉手箱を開けると、
白い煙が出てきて、
浦島太郎は、「鶴」に変身しました。

「鶴は千年、亀は万年」生きると言われています。

鶴にとっての人間の寿命はわずかだということでしょう。

太郎が煙を浴びて年を少し重ねても、たいしたことないと。
乙姫は計算していたのですね。さすがです。

~ まとめ ~

そうです。

鶴に変身した太郎は、乙姫と幸せに暮らしたそうです。
お互い「」である太郎と乙姫は、
ここで同化できたのですね。

しかし、白鶴というのがいかにも日本的です。

どうでした? この結末。

 

興味がある人は、

新 桃太郎はニートだった ⇒ リンク(お楽しみに)

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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