緊急電話番号 118

掛けたことありますか?

2011年に知ってもらいたくて海上保安庁は、
1月18日を「海上保安庁の日」としました。

日本の海を守る!
どんな職務と権限をもっているのでしょう?

海を守る人たちには、

海上保安庁」の他に、「海上自衛隊」や「水上警察」があります。

どの組織も一応「武器」を持ち、それなりの権限を持ってますので、
ついつい庶民は、どこが一番強いの?

なんて、見当違いなことを聞いてみたくなります。

 

それに「税関」や「水産庁・漁業取締」も海を守っています。

 

それでは各組織の役割を要約してみましょう。

簡単に言えば、

「海上保安庁」(以下、海保)は、海の警察

「海上自衛隊」(以下、海自)は、海軍。です。

 

海保」は、
日本国の海域内において、
日本国内法や国際法(日本国承認)に基づき、
海の秩序を維持する組織

海自」は、
日本国の領海内において行動し、
直接侵略および間接侵略に対し、
日本を防衛することを主たる任務とした組織

と定義づけられています。

 

海自の「海上警備行動」

どちらも日本を守っていることは変わりないのですが、

海保は海自の任務をすることはできません。

しかし、海自は海保の任務をすることが可能です

海上警備行動」というものです。

海保が手に負えない事態への対応を想定されているようですが、
これには内閣総理大臣の承認を得て防衛庁長官が命じることになります。

とはいえ、
防衛出動とは異なり、
武器の使用方法が警察官職務執行法の制限になるので、
軍隊でありながら人命尊重。

職務権限は、海保と同様ということです。

残念ながら海上警備用に艦艇が設計されていないため(現在建造中)、
いろいろと苦労があるようです。

「竹島」や「尖閣」問題、
中国による「南沙諸島」の実行支配。
さらには、ホルムズ海峡の通過安全確保など。

国際社会において、日本ほど
この防衛に関してなにか釈然としない国家はありません。

あれこれ、現在の法的根拠や解釈をここに述べてもしかたないのですが。

これだけは、考えてもらいたいのです。

国会できちっと決めてください!

日本が、他国から
果たして理不尽な攻撃を受けた場合に、
私たちはどのように対処すればよいのか?

私たちの代表である国会議員の先生がたが、
本気で考えていただき、
インターネットの時代に相応しく、
オープンなコミュニケーションと開示を行っていただきたい。

こんな言い方をすると、

「お前には自分の意見がないのか?」と
叫ばれるご仁も多いと思いますが、

なにせ日本は「民主主義国家」です。

当たり前と思う人と党に一票入れるだけです。

 

防衛問題の難しさ

特にこの防衛問題については、

平和憲法と言われる日本国憲法が大きく立ちはだかり、
その解釈によって制度法制が行われています。

人により、いや専門家まで、その解釈が違う。

同じ事象でも解釈が大きく違うことが許されるのは、
学校では、芸術系の学問か文学系くらいにしてほしいですね。

科学であっても物理学のように、時代により
大きく真実が剥がされていくこともありますが...。

今回はこれが主題ではありませんので、この辺にして、

 

海保と水上警察の違い

海保と水上警察との違いも調べておきましょう。

基本的には、水上警察といっても通常の「警察」と職務権限は同じです。

警察は、
「個人の生命、身体及び財産を保護に任じ、
犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、
交通の取締その他公共の安全と秩序の維持」

海保は、
「海上において人命及び財産を保護し、並びに法律の違反を予防し、捜査し、及び鎮圧」

となっており、役割がよく似ています。

 

緊急電話は、110? 118?

ということは、

110番か118番かと悩んだら、

頭に浮かんだ方へ連絡すればいいのです。

どちらもその事案によって連絡体制が整っています。 とのこと。

 

税関の役割

もうひとつ、海と関係する
税関」があります。

当然、財務省の管轄で、密輸の防止に努めています。

税関は、船への立ち入りには制限があり、
密輸品を対象としてますが、人については対象外です。

 

案件によっては、

この「税関」「警察」「海保」の3機関が協力して、
薬物を摘発しています。

 

~ まとめ ~

島国、「日本」

いろいろ制限のある海上自衛隊も頑張ってもらわねばなりませんが、

海保は、

なんといっても、

1.守備範囲の広さ(世界中の海はどこでも活動できる)

2.仕事の権限が広い(法律が整備されているので、軍事以外なんでも大丈夫)

3.海保の業務は、専門機関の設置して総合的にカバーできている。

ということで、今後も期待します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。