「うまくやるより、全力でやる」という名言があります。

あなたがもし、自分でネットビジネスをやって稼ぎたいんだけどどうしたらいいんだろう?

あなたがもし、会社のトップから「この課題についてどう考える? 新しい提案を出してくれないか!」と依頼されたらどうします?

いろんなことに手を付けるけど、頭は空回り、なかなか結果が出せない、そんなことがありませんか?

その解決策とは!

「うまくやるより、全力でやる」

「うまくやろう」とすると、

なんとか名回答や名案に仕上げようと、あれこれ考え、書いては直し、直しては書き、時間ばかりが過ぎて、挙句の果ては思考停止におちいりスタート地点に戻っちゃった、ということがありませんか? いわゆる堂々巡りしちゃうということです。

「全力でやろう」とすると、

「今できることを探そう」とします。できることが名回答や名案でなくても全力でやれば結果(成果)は付いてくるということです。ですから、今目の前にあることに対して全力を尽くすことが重要です。 とにかく、「全力を尽くす」ということですね。

「わかりました。頑張ります。じゃあ、全力を尽くすだけでいいのか」、というつっこみを入れたくなりますよね。

仕事の世界では、「頑張ったね」「全力尽くした」といっても、「その結果がどうだったのか」が問われます。また、「いつそれは実現できたのか」が問われます。

つまり、「成果」と「スピード感」が求められるのです。 そこから「信頼」も生まれてきます。

 

ビジネスの世界でも使われる「Quick & Dirty」とは

 

ビジネス用語で「クイック・アンド・ダーティ(Quick & Dirty)」

作業の進め方。限られた時間の中でアウトプットを提供するには、完璧に作業をこなすのでなく、粗くてもよいのでざっと仕上げて先に進むこと。 そうすることによって全体的な時間効率がよくなる。

まずは、「スピード感」です。

周りを見渡したら、こんな人がたくさんいませんか?

良い資料ができても、「頑張ってやったんだろうけど時間がかかり過ぎだよね。」とか、逆に「時間ばっかりかかって、何も出て来やしない」と不信感を持たれたり、と。

あなた自身が経営者や上司だったらどうでしょう?

「彼に頼んだ件はどうなったんだろう。報告もないな」、「数か月など話にならない。今の時代変化は激しいのだからね」など、スピード感がなければどんな良い提案であっても満足を得られなかったり、時期を逃してしまったりすることがあります。

もう一つは、「信頼感」です。

この信頼感はどこから生まれるのかというと、最終的な成果はもとより、そのプロセスに隠されているんですね。

どういうことかというと、7~8割の粗削りの出来でも課題を整理し、解決策をピックアップし、その考察を加えて、すぐにでもトップや上司の依頼主に投げかけることです。 投げかけによって、質問や疑問が依頼者から出てきます。そのコミュニケーションを何度かする中で案件をブラッシュアップしていきます。依頼者は、最初の提案で方向性も含め大体のことは把握できていますので、安心して最終提案を受けることができます。ここで信頼度はかなり上がっています。さらに、最終提案書の内容が、前回のものよりも精度や品質が上がっていれば、あなたの信頼度は限りなく100%に近づくということですね。これがクイックアンドダーティーと言われるものです。

クイックアンドダーティーの最大の目的

言葉どおりにとらえて、「速い、まずい」「早い、汚い」じゃないんですね。

最初の提案は、ある程度のクオリティーを持ったものであること。これが大事です。「とりあえず」じゃダメです。最低でも依頼者の基準を上回るクオリティに仕上げておく必要があります。クイックアンドダーティーの最大の目的は「方向性が大きくずれていないこと」を確認することなので、その目的を満たせないような提案書を出すことは「独りよがりの品質無視」に相当するのです。

そして、最終提案は、決められた期限までに自信を持った自分基準のクオリティーまで高めたものにしていきます。

ただただ「全力でやる」というだけではビジネスの世界では足りないということですね。

 

話を「うまくやるより、全力でやる」という名言に戻しましょう。

生活の中の「うまくやるより、全力でやる」とは!

ビジネスの狭い世界での提案はスピード感と成果が求められますが、私たちの人生においての「全力でやる(全力をつくす)」ということは、その考え方と行動の姿勢が大事なことなのです。

全力でやれば、おのずと成果は付いてきます。そう信じていいと思います。そして、「目の前の今できることをどんどん探す」ようになりますから、おのずとスピード感につながってくるという訳です。

ここで全力でやるという四文字熟語を挙げてみました。

全力でやる

全身投球、全力を尽くして物事を行うこと

全身全霊、体力と精神力のすべて

一気呵成、物事を中断せずに、ひと息に仕上げること

一心不乱、何か一つのことに心を集中して、他のことに心を奪われないさま

孤軍奮闘、一人で難事業に向かって鋭意努力すること

獅子奮迅、激しい勢いで物事に対処すること

率先垂範、激しい勢いで物事に対処すること

昼夜兼行、昼夜の区別なく、物事を続けて行うこと

不撓不屈、どんな困難にあっても決して心がくじけないこと

八面六臂、あらゆる方面にめざましい働きを示すこと

自分のパワーが届くちょっと先の範囲を、ぼちぼちでもいいんです。 上の熟語のどれか一つでも心の中に置いておきたいものです。

 

~ まとめ ~

生活の中で

1.「うまくやろう」などと考えるな、ということです。

なかなか答えが見つかり難くなります。

2.「全力でやる」ということ、やりたいことに集中しましょう。

今できることが見つかります。 必ず成果は付いてきます。

ビジネスの世界で

3.「スピード感」が大事です。

まずは、7~8割の粗削りでもスピード感をもってクオリティの高い提案をし、相手と方向性を確認しましょう。

4.「信頼感」と築くことが大事です。
最終提案を出すまでに、コミュニケーションを行い信頼度を高めていきます。
 5.最終提案は「前回の提案を越えるクオリティー」が大事です。
自分基準(自信を持った)の前回よりもクオリティーの高い提案にしていきましょう。信頼度はさらにUPします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。