決断をするとき、いろいろなシナリオを描いてみますよね。 それが希望溢れる結婚だったりしますと、そのシナリオからいろいろな「妄想」が浮かんできます。 ロジカルシンキングをしていく上で、この「シナリオ作り」と「妄想力」が重要な作業となります。 その結果をもって重要な決断をしていく、これをシナリオプランニング(シナリオ分析)といいます。  

 

シナリオ分析とは

例えば、最悪の事態を想定して組み立てるのが危機管理の基本です。 そのとき、最悪の事態から最高の結末まで様々なシチュエーションを考え合わせます。

街で地震を予知または発生したら、いかにいち早く市民に知らせ安全な場所へ誘導し、生命を守るかが最優先になります。 このとき財産は二の次ですよね。 事情によって優先順位は変わりますし、事前の想定が甘いか精緻かで人が被る結果も大きく変わってきます。

重要な決断を下す前には、ベストシナリオと最悪シナリオの両方を描くことが不可欠となります。 人や組織の活動であれば、リターンとリスクのバランスをいかに把握できているかが、位置決定の上では大きなカギを握ってきます。

わかりやすい身近な例で説明しましょうね。

このシナリオ分析は、私たちの生活にも応用できます。

3月8日は国際女性デーです。 国際女性デーは、もともと「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日という位置づけです。 その趣旨とはずれますが、女性デーにちなんで女性にとっては大変重要な結婚の問題を考えてみます。 今や男性にとっても重要な問題かもしれません。

結婚年齢が上昇し、その平均は30歳を超えたといわれます。

今、目の前に結婚チャンスのあるC子さん、シナリオ分析で結婚への決断を模索してみましょう。

 

シナリオ分析の方法

「意思決定」をするために行うのですが、まずその意思決定をしたときにどのような「リスク(損失)」とどのような「リターン(期待)」が想定されるかをまず明らかにします。

C子さんは、まず「S君と結婚するか、しないか」、という「意思決定」をしてみました。 その裏にはいくつかの「不確定要素」があります。

一つは、「結婚できた場合、結婚生活は上手く行くか?」という疑問。

二つめに、「結婚しなかった場合、別の相手が見つかるのか?」という課題。

三つめは、「結婚しなかった場合、そもそも結婚の意思はあるのか?」という疑問が湧いてきますよね。

これにそって、「①旨く行く」 「②旨くいかない」 「③見つかる」 「④みつからない」 「⑤なりゆきに任せる」 「⑥結婚しない」、とシナリオが出来てきます。 そのシナリオに進んだとき、どのようなことになるか「妄想力」を働かせます。

それが、「リスク」や「リターン」ということに」整理されるのですね。

それでは、さっそく整理して、やってみましょう。

 

【意思決定】 S君とうまく結婚できるでしょうか?

(プロポーズを受けるかもしれないC子さん)

 

<大きな判断 Yes> S君と結婚する

 

【不確定要素A】 結婚生活は旨くいくのか?  

 

<小さな想定 Yes> 結婚生活は旨くいく

【シナリオ1】 幸せな結婚生活が送れる

【妄想】 ごはんをは美味しいと言ってくれ、お買い物も一生に行ってくれる。子供が生まれても一緒に子育てしてくれて、ほんと頼りになる旦那様だこと。 すごく幸せ!

<小さな想定 No > 結婚生活が旨くいかない

【シナリオ2】 不幸な結婚生活になる

【妄想】 結婚したとたんに構ってはくれないし、自分の好きなことばっかり。 手伝ってはくれないし、平気で嫌な事をしてくる。 もう最低!

<大きな判断 No > S君と結婚しない

 

【不確定要素B】 別の相手が見つかるのか?

 

<小さな想定 Yes> 結婚相手が見つかる

【シナリオ3】 別のT君との結婚生活

【妄想】 S君じゃなく別のT君が見つかるのはいいけど、T君ってどんな人だろう。自分の理想の人かな。だったらいいけど、昔付き合ってたBみたいだと嫌だけど。

<小さな想定 No > 結婚相手が見つからない

【シナリオ4】 さらなる婚活か?

【妄想】 ここで結婚できなければ、それでなくても忙しい仕事の合間に彼氏みつけるなんてストレス溜まりそう。 まして、こもままの結婚条件で良い人見つかるのかしら?

【不確定要素C】 結婚する意思はあるのか?  

 

<小さな判断 Yes> 結婚はなりゆきに任せる

【シナリオ5】 もう後がない婚活か?

【妄想】 もういい加減年だし、子供産むならあと数年で結婚しないと難しいわね。 自分で婚活するだけでなく、お見合いでもいいわ。 とりあえず結婚して子供が欲しい。

<小さな判断 No > 結婚はあきらめた。結婚しない女

【シナリオ6】 あきらめるか?

【妄想】 もういい加減年だし、今さら婚活なんてできないよ。 今度、独身で海外旅行へ行くし、好きな時に好きなことできるの考えたら、なるようになると、あきらめようかしら!

 

シナリオ分析のやり方はだいたいお分かりになったと思います。

人生の一大決心である「結婚」をただただロジカルに考えるなんて人として不謹慎だわ!とおっしゃられるかもしれません。

それは当然です。

少なからずも打算で結婚してそれが永遠に幸せにつながるっていう保証はありませんし、たぶん難しいでしょう。 結婚は、ひらめきと愛情、その人を大切に思う気持ちで結婚すべきですよね。

では、あえて結婚をロジカルシンキングの材料に使ったかと申しますと、感情を否定するのではなく、後から訪れる現実を結婚前にある程度受け入れることが大事だと思うからです。

結婚するということは、相手の良いところ悪いところすべてを受け入れて一緒に暮らすということです。 永く幸せな暮らしを望むなら、お互いの良いところや欠点を知っておいても損は無いでしょう。 サプライズをお望みならそれも人生ですよ。

ということで、「妄想力」は、シナリオ分析の要点であり、人生の危機管理にも応用できるというお話でした。

 

~ まとめ ~

・ビジネスの現場において「シナリオ分析」は、成功の確率や成功したときの想定する事業規模を算定したりと、結婚のような新たな事業の可否を判断するために利用されます。

・この「妄想力」を働かせることによって、現代のような先行き不透明な時代、まさに「不確定要素」が多い時代をなんとか勝ち抜いていくことができます。

・あなたも自分の人生における決断において、妄想力を働かせ、バッドニュースからグッドニュースまでもらすことなく想像しシナリオを作ることがでたとしたら、想定を疑似体験することになります。

危険を冒してまで賭ける価値があるのか、最悪の事態が起きたときに耐えられるのか、そこまで考えることができれば、事業にしても結婚にしても迷いや不安は少なくなるはずです。

決断のときは是非、シナリオ分析をしてみましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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