今回は、川北義則さんの人生本である「人生はすべて逆を行け」をとり上げてみます。

けっこう前になりますが、この本を本屋さんで手に取ったとき、「それも逆をいくか!」けっこうへそ曲がりじゃない、とその言葉ムリだわ。 それも、逆を行くって言っても「すべてかよ」と、半ば疑いながら一応、目次に目を通しました。 逆といいながら、短いフレーズの中に少し共感も覚えました。 読み進めるうちに、気が付いたら「うなずく」自分がいました。

|人生にとって大事な逆発想の言葉 (2)

ロジカルシンキングという観点からもう一度、この「逆発想」をおさらいしたいと思います。

第2回目は、

 

 6.我欲を捨てるな

我欲ですから、人間は様々な欲というものを持っています。 これをすべて持っていい、捨てるなとまで言っているのですね。

修行の段階では、いかに欲を捨てていくことができるかを問われますが、ここでは逆に煩悩に生きよということなのでしょうか。 私が推察するに、人である以上、その欲というものからなかなか逃れることはできないとすると、じゃあ、その欲というものをとことん見つめてみればいいじゃないか、ということだと思います。

人が持つ欲、自分が欲しているのも、それが何なのかをチャントわきまえておくということなんですね。

仕事においては、事業欲とか実現欲があります。 顧客からすれば、どのような欲求からその商品を買い求めるのか、つまりマーケティングを組み立てるうえでニーズ(欲)を調べることは土台となるものです。 つまり、そのニーズの部分が分からなければ発想は生まれて来ないということです。

人間の欲を並べ立てると、凄まじい数の欲があります。 一度ウキペディアで調べてみてください。 ここではとても説明しきれません。

マズロー的に大きくわけると、①生理的欲求、②安全への欲求、③社会的欲求、④自我(尊厳)欲求、⑤自己実現欲求と5つがあります。 ここでは④というより⑤の部分が大きいのではないでしょうか。

我欲、ここを捨てると「人」としてやっていけないと思います。

 

 7.プライバシーの権利なんて主張するな

これも難しいことを要求しますよね。 現代社会は、個人情報保護が叫ばれ、情報漏えいによる被害などで何かしら不安がつきまとうものです。 それを敢えて、権利を主張するな、ですから面食らってしまいます。 川北さんがおしゃりたい権利とはなんでしょう。

それは、責任の裏返しである権利だと思うのですね。

責任のない権利は、生存の自由、尊厳の自由くらいしかありません。 それ以外、社会生活を送る上では、行動には自ずと責任が伴います。 正しく責任をとる覚悟であれば、潔くプライバシーなんぞを気にしてては、ダメだということなんですね。 肝に銘じておきます。

堂々と行動しなさい、堂々と生きていきなさい、ということでしょう。

 

 8.考えすぎて本質を見失うな

これはロジカルシンキングの悪いくせです。 論理的に考えようとすればするほど、この罠に嵌まっていきます。

なぜかって?、ここでいうように「本質」が分かってないからです。 本質を見抜けないからです。 ということは、その「本質」とやらを見抜く手段なり、捕まえる技術なりを知る必要があります。

え!、それはテクニックで掴めるようになるのですか?、と思われるかもしれません。 しかし、意外と簡単な方法で掴めるのですね。

歴史に学ぶ、数字は嘘をつかない、多面的に捉える、自分の目で確かめる、満場一致は疑う、誰が一番儲かるのかを考える、信じるのは口ではなく足、などといろいろ言われますが、簡単なのは、まずは「生の声を聴く」ことです。 これが一番です。

直接でもいいですし、文章や本からでもいいです。 次に、多面的に捉えることは大事なのですが、数字があればこれは確かな客観材料です。 しかし、数字は見方を誤るとその範囲から抜け出れなくなりますのでご用心。 あとは、自分自身の心にどう響くかですね。 直観でもいいです。 ここが最も大事なところとなります。

つまり、自分を信頼できなければ、見失っていることと同じなんですね。

 

 9.欠点は直すな、長所を伸ばせ

確かに、この言葉に救われる人は多いでしょう。 人は誰しも自覚できる欠点を持っています。 私もあなたも。 「僕には欠点はないよ」という方がいらっしゃったら、それは自分だけが気づいてないだけです。

他人は、そこのところどうなの?と思っているかもしれません。 しかし、本人が欠点と思っていないのなら幸せですよ。 それは人から見た欠点であって、自分から見たら長所だと思っているかもしれません。

要するに、何をもって欠点というかは一般の尺度によってだいぶ差があるのですね。 だったら、そんなことに構うことはありません。 ぐいぐい無視すればいいのです。 人からアドバイスを受けた時だけ、そうですか、と感謝して耳を傾ければいいのです。 わざわざ他人に対してかまってくれる奇特な人なのですから、「ありがとうございます」と感謝だけはしてください。

では、長所とはなんでしょう。 自分の長所ってわかります?

履歴書を書く時くらいしか、自分の長所に思いを巡らすことはありません。 明るいだとか、真面目だとか、集中力があるとか、人の話をよく聞くとか、何事も率先するとか、とにかくポジティブな内容ばかりですよね。

ということは、ポジティブなことが長所なのですね。

じゃあ、欠点、ネガティブなことには目を向けるな、ということなのです。 わかりました? そうか、そういうことかと目からうろこです。 今まで、人から指摘される欠点というものにばかり目が行って、自分の長所に心配りすることは少なかったですね。 欠点を直すことばかりに労力を注いで、その大切な時間を自分の長所を伸ばすことには使ってなかったのです。 もったいないでしょ。

いつも考えや行動がポジティブであれば、人から見て欠点と思えることもポジティブさによって以外と帳消しされるんです。

ということで、ロジカル的にいいますと、ポジティブ(長所)を意識して考え行動していれば、ネガティブ(欠点)なことは思わないし、ましてやそのような行動はしない、ということになります。

自分らしく、明るくポジティブにいきましょ!

 

 10自分をどんどん甘やかしなさい

自分を甘やかす、それもどんどん、そんなに身勝手でいいのでしょうか?

大抵の人は、とつけあがってしまいますよね。 しかし、ここでは、「甘やかす」と言っていますが、「甘い」とは言ってませんね。 甘いとは、何事も中途半端でいいということです。

ここでいう「甘やかす」とは、自分を信じてとことんやりなさい、とことん勝負しなさい、ということだと思います。

自分の限界をあらかじめ決めない、ある程度の極限まで自分を引っ張ってみるということです。 自分の可能性を信じて「どんどんやれ」と言われてるんですね。

みなさん、自分をどんどん甘やかして、木に登ってみましょう。 きっと景色は変わるはずです。

ロジカル的にいいますと、感情をコントロールするよい方法は、自分に都合のいいことを信じることなのです。 人間が持てる能力を最大限発揮できるのは、理性(ロジカル)と感情(エモーション)が同じ方向を向いたときです。

ここでもロジカルに考えるということは、ポジティブな感情があってこそ、良い結果が導かれるということですね。

 

~ まとめ ~

ロジカルにものを考えるというと、冷静で紳士的な態度を想像し、またそうでなければならないように思ってしまいます。 しかし、理性と論理は感情によって大きく左右されます。

良い結果を導くには、ロジカルに組み立てることだけではなく、感情によってコントロールされていますから、よりポジティブな面を多く引き出すように仕向けることです。

今回挙げた5つの言葉は、ロジカルシンキングをするにおいて、ポジティブな感情というものがいかに良い結論を後押しするかがわかると思います。

6.我欲を捨てるな

7.プライバシーの権利なんて主張するな

8.考えすぎて本質を見失うな

9.欠点は直すな、長所を伸ばせ

10.自分をどんどん甘やかしなさい

参考にしてみてはいかがでしょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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