今回は、家庭内の問題についてロジカルに相手を説得できるか、特に父親を想定して考えてみます。

家庭内の問題をロジカルに解決してみよう

私も同じ傾向のある父親として、どうすれば私たちどうしようもない父親をその気にさせることができるか、自分自身につきつけられた課題としてロジカルシンキングにトライしました。

 

 前回までのおさらい

まずは、今までのおさらいをしてみましょう。

ロジカルシンキングは、難しく考えずに、まずは思いつきでもいいからアイデアを出して、論理を展開してみようと提案しました。 そこが出発点です。

課題の完璧な解決策をすぐに見つられなくても構わないともいいました。

与えられた状況やそこから発生している問題点を、まずは整理し、解決のアイデアを「思いつき」でもいいから多く出していくことによって、初期の仮説は、だんだんと解決策へ向かって進化していくんだ、ということがわかりました。

大事なことは、私たちは論理的であるために論理思考(ロジカルシンキング)するのではなく、ものごとを前に進めるために論理思考するわけです。

結果を出せるのは、少し前向きに「やれるはずだ。その方法を絶対考え出す」というポジティブな姿勢 で課題に臨むことなのです。

1回目は、ヨーロッパの国々でにわかに検討されている「ベーシックインカム」についてフィンランドを例として、見当してみました。

2回目は、リーマンショック以降の日本経済が、世界経済の不安材料続出でアベノミクスの終焉にどう対処できるかを例として、見当してみました。

 

まずは、Aさん家の困った状況と問題点を洗い出してみましょう。

 山田さん家の状況

1.父親61歳、母親56歳、長女32歳、長男30歳、次女27歳の5人家族

2.父親は定年後、家にごろごろしている。運動はあまりし.ていない。

3.父親は、これといった趣味は無く、たまに誘われるゴルフと近くの本屋へ立ち寄ることだ。

4.父親は、体調の変化はあまり感じないようだが、ときたま「きついだの、膝が痛いだの、最近食べても太らないなど」ともらす。

5.タバコは吸わないが、夕飯時のビール350mlと、焼酎か日本酒を1合程度晩酌。 週に1度は酔うまで飲んでしまう。

6.母親は、昼間パートで週4日働いている。

7.母親は、家計のことから家事までこなし、夫のことを心配している。

8.長男と次女は同居しているが、二人とも仕事で帰りが遅い。

 

 問題点

1.父親は病院嫌い。 自分でのこだわりがあり、がんご。

2.母親の言うことはあまり聞かない。

3.子供たちでいろいろ言うと、「うるさい」と喧嘩になることがある。

4.最近、いびきもひどく、朝たまに起きてこないこともある。

5.検査を受けるよう何度もいうが耳をかさない。

6.母親は心配のあまり、よく長女へ愚痴をこぼす。

心配が絶えない山田さん家、病気かもしれないお父さんの状況を見て、これ以上みんなが心配しなくて済むような結果へもっていきたいのです。 母親も辛そうだし、なによりも正面から向き合おうとしない父親に万一のことがあったらみんなが辛い。 いつもの明るい元気な家族に戻したいのです。 解決策はいろいろ考えられるのですが、放置策から積極策まで、何が一番幸せに近いのでしょう。 ロジカル思考で解決策を導いてみました。

 

 課題の解決策

A.山田さん家は、このままの状況で父親が病院へ行くその気になるまで待つ。

B.無理やり病院の予約を取り、父親を連れて行く。

C.家族で話し合いの場をつくり、父親を説得する。

D.父親が検査へ行くべき理由を見出し、自発的に行くよう仕向ける。

 

 解決へのポイント

ここで幸せへの大事なポイントは、

  • とにかく皆がアクションを起こすことです。
  • 皆が安心する状況をつくることです。
  • 結果がどうあれ皆で支え合う環境をつくることです。

ここでのキーワードは、皆=家族です。 家族ということを中心に説得策は構成できると考えました。

私は、D案を採用しまずは父親に思いを伝え、そのあとC案で家族一致団結で父親を攻めようと考えました。

 

そのプロセスが以下の通りです。

 

 解決策へのプロセス

1.父親へ家族であるということを強く感じてもらう。

2.その家族全員が心配しているということを伝える。
3.父親の性格を十分知った上で、父親の態度を決して責めない
4.病気のことだから、自分たちでは判断できない。
5.病院へ行き、向き合って初めて成すべきことが分かる
もし、病気であればわかるのは一日でも早い方がいい

病気をはっきりさせることによって、父親を不安がらせるのではなく、前向きに解決できるというポジティブな言葉で伝える。

6.どんな結果が出ても私たち家族が支えているというメッセージを伝える。
7.これを契機に家族の結束が高まることを意識する。

8.全員で前向き(ポジティブ)になれば、明るく頑張れる。

 アクション

前述のプロセスを踏まえて、お父さんと対します。

そのアプローチの仕方も重要ですが、なによりも相手を説得できるメッセージが大事です。

頑固な父親であれば、優しさをぶつけ正しいことを言ったとしても、面と向かっては、抵抗する確率は高まると思います。

であれば、父親へ手紙を書きましょう。

その後、みんなが集まったとき、あらためて本人の意思を確認して思いを伝えてはどうでしょうか。

 

~ まとめ ~

ロジカルシンキングは、私たち生活や身近な家族の問題であっても応用できます。

 

事実を認識し、それを②整理し、どこに③問題はあるのか、を④まとめてみます。

取るべき方法は、⑤ポジティブで幸せな解決方法を常に念頭に置いて模索しましょう。

 

その際、⑥当事者の心理を十分理解した上で、⑦言葉を選んでいきます。

そして、⑧しっかり自分の気持ちを相手に伝えましょう。

伝える手段は、⑨相手の性格や状況に配慮しましょう。

 

最後に大事なことは、⑩あなたの真剣な気持ちではないでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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