初夢、いい響きですね。
お正月は一年のスタートです。

初詣に行きますか?

参拝の前に、大事な心構えを知っておきましょう。

お正月は、ついつい酒が入りすぎて、
私は、いつも初夢らしきものの記憶がないのです。

今晩みる夢も正月三箇日の間なら、
「初夢」ということで、なんとか見たいと思います。

それでは、大事な心構えとは何なのでしょう?

 

「初夢」を調べてみました。

昔から、
一富士・二鷹・三茄子(いちふじ・にたか・さんなすび)、

それに
四扇・五煙草・六座頭(しおうぎ・ごたばこ・ろくざとう)

と続くそうです。

いろいろと説があるようですが、

富士(扇)は、末広がりで子孫や商売繁盛を指し、
「無事」と音を読み替えてみることも。

鷹(煙草)は、上昇するので運気上昇を指し、
「高く」上がるということも。

茄子(座頭)は、毛がないので「怪我ない」と洒落てみたそうです。

ことを「成す」に引っ掛けてもいるみたいですね。

江戸の人たちはなかなか上手くゴロ合わせしたものです。

 

次に「三社参り」を調べてみました。

驚いたのですが、

「三社参り」は、
福岡県を中心に九州地方・中国地方の一部で、
強く根付いた風習であるということです。

誰が言い出したかは知りませんが、
私は全国どこでもこの「三社参り」が行われていると信じてました。
これも諸説あるみたいですが、

氏神(うじがみ)様、
産土神(うぶすなかみ)様、
鎮守神(ちんじゅ)様

の「どれもを三が日の間にお参りしよう」
と思ったのではないでしょうか。

氏神様は、同じ地域の人たちが共同で祭る神様のことですし、
血縁関係が色濃く残る集団で祭られます。

産土神様は、生まれた土地を所有し守護する神様のことで、
地縁関係を大事にした集団で祭られます。

鎮守様は、特別な建物や一定地域を守護する神様のことで、
もともといる地主神より霊威の高い神様を招いて、
災いや祟りが起きないように鎮める神様として祭られたのです。

全国に8万8千社あると言われる神社

神道の筆頭は、伊勢神宮でしょうが、国つ神では出雲大社ですね。

大きなところでは、

八幡神社
(総本社は大分県の宇佐神宮、祭神は応神天皇・神功皇后・比売神)。
有名処では、石清水八幡宮や鶴岡八幡宮、福岡地元には箱崎宮がありますよ。

春日神社
(総本社は奈良市の春日大社、祭神は春日神で本体は、
4神アメノコヤネノミコト・タケミカヅチ・フツヌシノカミ・アメノミツタマテルヒメノミコト)

八坂神社
(総本社は京都市の八坂神社、祭神はスサノヲノミコト)

稲荷神社
(総本社は京都市の伏見稲荷大社、祭神はウカノミタマノオオカミ)
これを考えると、どこへ三社参りに行くべきでしょうか?

神様がかぶってもご利益が無さそうなら、

有効な三社を選ぶしかないですね。

 

ちなみに、お家に祭ってある三社神棚。

どのように神様をお祭りするかといいますと、

真ん中に「天照皇大神宮」(あまてらすおおみかみ)
右に「氏神様」(住んでる土地の神様)
左に「崇敬する神社」(崇敬するゆかりの神様)

となっています。

たくさん参拝すればいいというものでは、ないそうですよ。
気を付けてくださいね。

日本人は、常に”ほどほど”を「よし」としていますから。

 

北九州地区広範囲なら、
武家の守護神で護国霊験の大菩薩である「宇佐神宮」、

アマテラスの子である宗像三女神を祭る交通安全の「宗像大社」、
海の世界遺産として推薦されています。

そして奥の宮八社の一社一社をお参りすれば、
大願がかなうといわれている「宮地嶽神社

はいかがでしょう。

 

北九州市内の近場では、

小倉の「八坂神社」、
市庁舎と小倉城が隣接しており、
リバーウォーク北九州からの借景となっていますよ。

マイナーですが、
八幡黒崎の「春日神社」や
天孫降臨ゆかりの「岡田宮」はいかがでしょう。

 

福岡市内では、

出産時の火傷でイザナミが死に、
イザナギに殺された子供である火の神様イカヅチが祭られた、
修験道の道場でもあり霊験あらたかな
パワースポット、「愛宕神社」はどうでしょう。

他にも、
筑前国一宮で、元寇の際の”敵国降伏”額で有名な「箱崎宮」。

それに、近くに”不老水”という名水が湧く「香椎宮」。

また、7月の博多祇園山笠の祭事を行う「櫛田神社」。

 

まだまだ多くの神社がありますが、

そんなに多くはお参拝できないでしょう。

個人的には、佐賀鹿島にあります「祐徳稲荷神社」、
ここも霊験あらたかなパワーをいただけます。

 

~ まとめ ~

神様は、手を差し伸べてお救いしていただける仏様と違い、

思いが強ければ強いほど応援しようとしてくれます

 

神様は、私たちの問いかけに、
常に「YES」と応えるだけだそうです。

これは、
「神との対話」で有名になった、
ニール・ドナルド・ウォッシュさんが言っています。

そこには「NO」は無いそうです。

 

私たちの意思と想いが常に尊重されるということですね

すべて、自分自身が招いたことであるともいえます

 

神頼みをする前に、

自分の思いを整理することが、一番大事かもしれません


「何をお願いするか」ではなく、

「何をお誓いするか」だということです。