不安や怖れを抱いたとき、私たちはどうやって克服したらいいのか、知りたいですよね。

無くなれば、どれだけ平和で幸せな暮らしができるか、想像しただけでもウキウキです。

以前の記事で、不安を克服する方法や怖れを忘れるオマジナイを紹介しました。

確かにこれはいけるという内容だと思うのですが、
人によっては「上手くいかないんです」、「どうも続けられなくて」と悩みがさらに増えるんですね。

その挙句、「やっぱり、意思が弱いんですかね。」と自分を責めてしまうんです。

 

|意思が弱いと悩んでいます

そこであなたに質問です。

意思が弱い」ってことは、ダメなんでしょうか?

 

よく学校でも言われました。 「意思の強い人間になれ!」と。

果たして意思が弱い私たちが、本当に意思の強い人間になれるのでしょうか?

 

意思の弱い人間に投げかけられる言葉には、こういったことが多くありませんか?

「気が弱いことは克服できる。 だから、がんばれ!」

「自信を持て。 強い人間になろう。」

「相手に立ち向かう努力をしよう。」

 

これ出来ないから、みんな悩むし、意思が弱い自分を責めるんですね。

 

|みんな持ってる「意思の弱さ」

 

☑ 大丈夫だから! 武田信玄の教え

NHKの大河「真田丸」の冒頭は、武田信玄が死にその子勝頼が打ち果てられ、武田家家臣が各々ちりじりに戦国を生きていくところから始まりました。

その偉大な武田信玄公が、こう言っています。

強い意志を持って取り組めば必ず実現できるが、

行動しなければ何事も実現できない。

努力すればできるのに、

最初から無理と諦めてしまう、

人の弱さよ

人はもともと心の弱さを持っている、その弱さに気づき、前を向いて少しずつ努力を重ね、行動すれば願いは叶っていくものだ、と教えてくれてます。

強い意思を持てるなら何も悩みませんし、逃げないでしょう。 そうは言っても人はみんな弱いんだから、自分だけじゃないよ、がんばんなさい、と言ってくれてるようです。 私もそう思います。

 

☑ 強くなきゃいかん 上杉鷹山の教え

一方、江戸中期の大名であるあの上杉鷹山先生、「強い意思を持った」人の代表だと思いますね。 鷹山先生は、出羽国米沢藩の第9代藩主。 領地返上寸前の 米沢藩再生のきっかけを作り、江戸時代屈指の名君として知られています。

やはり武士というものはこうでなければいけないのでしょうね。

強い意志を持って取り組めば必ず実現できるのに、

 結果が伴わないのは、

 なし遂げようという意思が弱いからである

武田信玄公の言葉を引用したと思うのですが、「意思が弱い」からダメだ、と切り捨てられました。

確かに「意思を強く」持ってないと、天明の大飢饉で困窮した破綻寸前の藩財政を立て直すことはできなかったでしょう、

 

☑ 信玄公の言葉にみる慈しみ

鷹山先生というともう一つ有名な名言があります。 ほとんどの方が知っているでしょう。

なせば成る 為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の 為さぬなりけり

とにかく、意思を持って行動しなければ何も始まらないよ、と諭していただいております。

確かに行動したいのですが、「意思の弱い」私たちはなかなか決断できません。 なかなか直ぐに行動へ移せないのが現状ですね。

そんな私たちの心をいち早く見抜いていたのも、あの武田信玄公でした。 鷹山公は信玄公の言葉をここでも引用していると思います。

それが、こちら、

為せば成る
為さねば成らぬ成るを業(わざ)を
成らぬと捨つる 人のはかなき

どうです?

信玄公は、人の弱さを知り尽くしそれを慈しみ、「もう少しがんばればなあ」と背中を押してくれるような感じがします。

 

☑ 強気の人は、この名言でさらに強気に!

17世紀のフランスの哲学者であるデカルトは、残した業績からもわかるように、もっぱら数学・幾何学の研究によって得られた明晰判明さの概念の上にその体系を考えた人です。 デカルトは、先入観を排除し、真理に至るために、一旦全てのものを疑って突き詰めていきます。

その人いわく、

 「不決断こそ最悪の害悪
(デカルト)

決断しないということを最悪の害悪だと決めつけるのですから、気の弱い私には恐れ多いお言葉です。 確かに、決断の連続が、人が意思持って行動するということになります。 反対に言うと、決断しないということは、意思を持たない行動をしてしまうということで、人として意思を持たないとは何のために生きているんだ、という結論に達するのですね。

 

19世紀のドイツの哲学者であるショーペンハウアーは、著書『意志と表象としての世界』で有名ですが、仏教精神そのものといえる思想と、インド哲学の真髄を明晰に語り尽くした思想家です。

そのアルトゥル・ショーペンハウアーが残した言葉が、

 「強い人間は自分の運命を嘆かない
(ショーペンハウアー)

どうです。 ここまで強くなりたいですよね。 私はいつも嘆いてばかりです。 意思が弱いですから。 ショーペンハウアーの言葉を借りると、「嘆かなくなったら 強い人間になれる!」ということですね。

こんりんざい、嘆いたり悔やんだりはしません。 反省のみ心がけるようにします。

 

☑ 前へ進むということ

19世紀のイギリスの作家チャールズ・キングスレーは、司祭であり大学教授でもありました。

この言葉がこちら、

 「人生は、ケチな心配事ばかりしているのには短すぎる
(C・キングスレー)

人生短いんだから、意思が弱いなんてクヨクヨする時間があったら、とにかく前へ進もうということですね。 心配事は、不安や怖れを生みます。 それは人の心や行動を抑制してしまいます。 1日24時間、人に与えられた同じ時間なら、もっと前を向いた有意義な時間にしようと先生は言っています。

そう言われれば、だんだん、そうだよ人生一度きりだし無駄な時間を過ごさないようにしよう、と思ってきました。

 

☑ さっさと決断しろ

アメリカのことわざに、

 「決定の時が来たら、準備の時は過ぎ去っている

というのがあります。

「意思が弱い」人間は、物事がなかなか決め切れず、様子見をしがちです。 また、決めようと思っても自信が無く、ぐずぐずしてしまいますよね。 なにごともタイミングがあります。決断はなるべく早いに越したことはありません。

 男と女の自称名言?を挟ませていただきます

このことわざの趣旨からは少し離れますが、同じような言葉のニュアンスで「男と女の別れ話」の一こまを思い出しました。

女は別れる前に考える。男は別れた後に考える」 これは私の言葉ですが...。(汗)

女性が別れ話を持ち出すときは、それまで十分思い悩んで結論を出してきます。 情けない男は、その結論を聞いてからのちに思い悩むことになります。 まさに女性はこの格言を地で行っていますよ。

 

と本題をそれたところで、

決断する前にちゃんと考えておけよ、ということですね。

ちゃんと考えるためのシナリオ分析、してみませんか!
⇒ (参考)結婚も危機管理も妄想力を使ったシナリオ分析がいい!【ロジカルシンキング】

 

☑ 逃げてる人へ

「意思が弱い」からと逃げている人、次の名言は身に沁みます。

フランスの数学者アンリ・ポアンカレは「科学と仮説」の中で、人の心理も指摘しました。

 「すべてを疑うか、すべてを信ずるかは、
 二つとも都合のよい解決法である、
 どちらでも我々は反省しないですむからである

(ポアンカレ)

どうです。 すべてを信じるか、疑うかのオールorナッシングでは、逃げてることになるんですね。 途中のプロセスなりいくつかの矛盾なども押さえ、キチッと反省しなければならないということです。 つまり、逃げるために白黒を付けないこと、全部呑み込んでから判断しろ、ということなんですね。

少々難しいかもしれませんが、「全てを受け入れてみる」ということは、「逃げない」というこにつながるんです。

 

それにもう一つ、昭和の小説家中村真一郎さんの名言から、

 「人間が自分を自分から ばかだ と云うのは、
 自分に対する侮辱だし、また、下らぬ自己逃避だ

中村真一郎(小説家) ~

弱い人間だと自分を卑下するのはやめよう。 逃げてる証拠です。

しかし、「あきらめる」という行為よりはいいです。 それは、「逃げてる」という意思がまだあるからですね。

自分を「ばかだ」と言うのだけは止めましょう。 そもそもマイナス言葉ですし、全ての否定への始まりですから。

この名言からいただくのは、自分は「意思が弱い」から自分のことを「自分をばかだ」と言わないことです。 これは本当に大事なことです。

ばかと思わなければ何でも考えられますし、何でもできるはずですから。

 

☑ 前向きに進むことの大事さ

デンマークの哲学者キルケゴールの言葉です。

人生は後ろ向きにしか理解できないが、
前向きにしか生きられない
(キルケゴール)

過去を追ってぐちぐち言ってもしかたがないです。 時は止まらないように、人も前を向いて歩いていくしか道はないのですから。 そう言われると、もっともだ、前を向こう、という気持ちになります。

 

アメリカの劇作家であるクレア・B・ルースの名言です。

 「絶望的な状況というものはない
 人が状況に対して絶望的になるだけだ
 (クレア・B・ルース)

死ぬわけでもあるまいし、まだ生きてるなら儲けもの

不安は人の頭の中で作られています。 そこを分かれば大丈夫。

 

☑ 最後に「心の弱い」私たちへ、これこそ名言としました

漫画、「フルーツバスケット」の作者高屋奈月さんの言葉です。

「意思が弱い」と思っている私たちがすべきこと。 それがこのことかもしれません。

 「大切なのは、弱さゆえの向上心
(高屋奈月)

どうですか。

私たちは心の弱さを持っているからこそ、その心の弱さを支えるのが、ささやかな「向上心」。 つまり、もっと良くなろう、もっと幸せになりたい、もっと楽しく仕事したい、と願いそれに向かって進むことです。

 

~ まとめ ~

この一言です。

弱くてもいい、前にすすめば

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

(Visited 450 times, 2 visits today)