先日のTV、「あさチャン!05:30~08:00 TBS」で紹介されたオイカワデニム

ジーンズ好きなら知る人ぞ知る、東北宮城・気仙沼発信のブランド「STUDIO ZERO」ですね。 創業は1981年で数々の有名ブランドの製品生産を担ってきたオイカワデニムが、2005年に自社ブランドとして起ち上げたのが「STUDIO ZERO」です。

先月の記事で、英国をも唸らせる岩手のホームスパンを紹介しましたが、東北には頑なにこだわり続け世界へ発信する企業が多いのです。

以前から知ってはいたのですが、高級デニムですからオジサンには少し勇気が必要でした。  しかし、今は買う気まんまんです。

 

オイカワデニムの素晴らしさとは

「STUDIO ZERO 零」その商品がこちら、

縫製工場では20人のスタッフで仕立てているそうです。 本業はオリジナルジーンズの開発で、「STUDIO ZERO」は、生地は色落ちしたときの風合いが計算された特注品で強度の高い麻糸を使用、ベルトの部分は何層も折り込み耐久性をアップしています。 ポケットの内側は破れにくい高密度の生地を使用するといったこだわりが随所にみられ、多くの芸能人が愛用しています。

口コミで広がり、世界的デザイナーとのコラボ商品も出されてオイカワデニムの名は世界中に広がりました。

 

 オイカワデニムのHPによると

国内外大手ジーンズメーカー、ブランドのOEMと、「STUDIO ZERO」をはじめとする自社ブランドを手がけるジーンズメーカーです。アメリカに20年寝かされていた生地を使って501本の「リーバイス501」を製造するなど、当社の企画・製造技術は世界中から高い評価を受けています。また強度の強い麻糸によるジーンズの縫製を業界ではじめて可能にするなど、経験と技術に裏打ちされた質の高いモノづくりも、当社の強みです。

パリの展示会で”世界一強いデニム”と高い評価を受けたジーンズ製造技術に、ミシンのカスタマイズやダメージ加工をはじめとするリメイクジーンズの日本初商品化といった企画力も加え、当社にしか作れないオンリーワンのジーンズを世界に発信していきます。

とあります。

 

 STUDIO ZEROが奇跡のジーンズと呼ばれるワケ

立ち上げからの2011年、東日本大震災に遭遇、被害甚大!

それまで順風満帆だった経営が、大震災により工場や倉庫は津波に飲まれ、5000本のジーンズや特製のミシン総額4億円以上の被害が出ました。 電気の復旧の見通しが立たなかった震災当時、高台にある工場に避難した方々から「気仙沼の一番南の玄関口をたててください」という言葉をもらい、震災から僅か1か月でジーンズ作りを再開したそうです。

そして震災から1年半後に流されたジーンズが見つかりましたが、一つもほころびがなかったといいます。

このことからSTUDIO ZEROは奇跡のジーンズと呼ばれています。

その当時のことが、糸川秀子さんとの会話として糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ 2012年3.14~16号」に特集されていました。

<秀子さん>
「だって、あんなに大きな津波に流されて、ドロドロのヘドロの中から うちのデニムが出てきたんですけれど、 1本の糸も、ほつれていなかった。 それを見て、自信を持ちました。 」

「大津波のヘドロのなかから、出てきました。ぜんぶで5000本くらい流されたうち、 見つかったのが、40から50本。 海のお父さんたちが、見つけてくれたんです。 『あんた、  宝くじに当たったようなもんだよ』って。」

「で、お母さんたちが川で、ザブザブ洗ってくれたんです。 『天気がいいから があさまがたは川へ洗濯だからなぁ』って。 ‥‥リベットだって、ふつう錆びちゃいますが、うちでは、特別なものを使ってましたから‥‥。」

是非、この対談は読んでみてください。 「一生に一本持っていただいたらいい」という及川お母さんの意気込みと愛情が伝わってきます。

 

 知る人ぞ知る「世界のオイカワ」ジーンズ 通も唸る東北の底力

2014年に藤巻百貨店と提携販売します。

ジーンズの原点に立ち返る追い求めたのはデニム本来の姿

バックポケットに施された鮮やかな「Z」のステッチ。これはもちろん、ブランド名の「ZERO」からとったもの。「流行を追うでもなく他を真似るでもなく”ゼロ”からものづくりを始めたかった」「ジーンズが生まれた1900年代前半はミシン技術も今ほど発達していなかった。それでも作業着としての”丈夫さ”を追求し、職人たちは手間暇をかけてジーンズを作っていました」。ところがファッションアイテムとして世に浸透し始めると、その製法は簡略化の一途を辿る。「STUDIO ZEROではその原点を忘れず、丈夫で長持ちするデニムを一針一針丁寧に作ろうと心がけています」。

とこのように紹介されています。

藤巻百貨店といえば、伊勢丹の元カリスマバイヤーで有名になった故藤巻幸大氏。 2003年には福助株式会社代表取締役社長、そして2005年株式会社セブン&アイ生活デザイン研究所代表取締役社長に請われて就任した経歴の持ち主です。 小売業に関係した人であれば、有名人で関心も高かった人ですね。

2年前に亡くなられた藤巻氏の意思をついで、「ものを語る。そんな極上のものがたりに出会う場所」をコンセプトに日本全国から選りすぐったこだわりのファッション衣料・インテリア小物・食料品などをネット販売している会社です。

 |その中で一押しは、これでしょう。

【オイカワデニム】OIKAWA DENIM/ストレートデニム OP-01  24,840円(税込)

世界初!漁師の縁から紡いだデニム

新登場するアイテムは、一見何の変哲もない普通のジーンズに見える。これがまさか「カジキマグロの角」から作られているとは、一体誰が想像できるだろう。この角は正確には「吻(ふん)」という名の、鼻の一部のようなもの。長く尖ったその様子はカジキマグロの大きな特徴だ。同社常務取締役の及川洋氏は東日本大震災で生まれたオイカワデニムと地元漁師の縁から、捨てられていたカジキマグロの角をジーンズに利用することを考えた。試行錯誤の末、固体を繊維化する最先端の技術を駆使し、全体の約40%をカジキマグロの角由来の繊維で構成するという世界初のジーンズを完成させた。しかし、いくらエコなデニムを作ろうとも、デニムとして優れていなければオイカワデニムの品質ではない。強く丈夫で美しく、あくまでスタンダードなスタンスを貫いた上で、今回のデニムに結実したのだ。

 

別に宣伝して儲けようとするわけではないです。 私が欲しいなと思っております逸品なんですよ。

とにもかくにも、前回とりあげたホームスパンであるとか今回のオイカワデニムなど、TV等が取り上げなければ、通以外なかなか知らないブランドです。 しかし、「良いものを良いものとしてこだわり、信じ、作り続けていく」、そしてもう一つ大事なことは、「その情報を発信し続けていく」ということです。 多くの人に知ってもらい、広く関心を高め、一人でもファンを獲得していく、それがさらに伝統を継承していく原動力となります。

こだわった製品を持った会社は、日本を探せばまだまだ沢山あると思います。 そのこだわりをどんどん情報発信してもらいたいものです。 SNSの時代ですから、取り組み次第では、街の小さな工場が、世界を唸らせる企業へと変身する、その可能性を大いに秘めています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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