「重力波のニュース」からいきなり「大自然の神秘」に思いをはせてしまいました。

まずは、この数字をご存知でしょうか?

1 : 1.618033988749895

 

黄金比率を知る

黄金比率」といわれ、自然界のみならず、形あるデザインはこの黄金比率をもって効率的かつ美しさを決められています。 歴史に名を残している天才たち、レオナルド・ダヴィンチ、プラトン、アルキメデス、ピタゴラスたちは、自然のあらゆるところに見出される共通の比率、その黄金比に着目しました。 神秘を数学的かつ、幾何学的に学び、数々の作品や書物の随所に、暗号のようにちりばめています。 神聖幾何学といわれる神の叡智は、自然のあらゆるところに見出されています。

代表的な例では、ひまわりの花、松ぼっくりやパイナップルの模様、オウムガイ、人のDNAのらせん構造も黄金比に基づいてデザインされています。 特に、DNAは、相補的な2本鎖の右巻き二重らせん構造をとっています。 その螺旋のピッチと直径の比が黄金比となっています。  不思議と思いませんか?

ひまわり

松ぼっくり

オウム貝

ミロのビーナス               ダビンチ

水 H2O の結合              DNAの螺旋構造

 

 黄金比の計算

1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,・・・・・・

このような数列をフィボナッチ数列といいます。 12~13 世紀のイタリアの数学者レオナルド=フィリオ=ボナッチさんが考え出したものです。彼はもともと税官使の息子で商人でした。計算を学ぶために算術を研究していてこれに到達したといいます。

はじめの2つの1を除いたこの数列のそれぞれの数は,その1 つ前の数と2 つ前の数との和になっています。 2=1+1,3=1+2,5=2+3,8=3+5,・・・・・・

これを無限大に繰り返していくと、隣同士の数の比が、黄金比に収束されるというものなんです。

1:2=1.5 13:21=1.61538 144:233=1.61805 とね。

わかりました?

ちょっと数学的になってきましたが、ここはさらっといきましょう。

とにかく自然界の美と真理の法則で、黄金比率というものがあり、1:1.618の比率になってるんだってよ、とだけ覚えておいてください。 いろいろな処で使えますから。

 フィボナッチの応用例

例えば,1本道の地下に埋設された水道管のどこかに穴が空いて水漏れがしている,とします。そこはAB区間内にあることは分かっていますが,その何処なのかは分かりません。 (参考出典)

そこで 観測点Pの地面に好感度のマイクを当てて水漏れの音を聞きながら,穴の場所を特定していきます。マイクは工夫がされていて,穴の場所がその地点のA側にあるのか,B側にあるのかが分かります。 もしA側にあるなら,区間PAで同様の測定をし,だんだんと区間を狭めていきます。 さてこのとき,どのような地点で調査すれば最も速く穴の場所が特定できるでしょうか。 上図のように,区間ABを黄金比に内分する視点で測定し,次に水漏れのある側をさらに黄金比の内分していきます。この様に区間を狭めていくと,最も最小の手順で目的の場所が特定できることが 知られています。

ただし、これをExcelで実際に測定してみました。 黄金比を使った場合と、等分で測定した場合を比べましたが、超正確を求めるというのでなければ、さほどの違いはありませんでした。 あしからず。

 

「5」のパワー

ここからはちょっと超自然感覚で聞いてください。

五重塔や五輪塔は、「の再生」を願い、建てられています。 陰陽五行説は、陰陽は万物の裏表を表現し、五行は、木火土金水の5つの元素・氣を示し、万物は五行の循環で成り立っているとされています。 「生と死」、「創造と破壊」、「大自然の摂理」を意味していると考えられています。 フィボナッチの数列は、もともとウサギの繁殖をモデルに編み出させたものですし、樹木の枝分かれパターン、葉序にも当てはまっていて、黄金比が生物の進化に関わる数字だということが理解できます。

黄金比とは、いわゆる五角形を象徴する比率であり、「5」という数字の持つエネルギーだと考えます。 五芒星も黄金比を持った星印です。 函館の五稜郭がまさに五芒星であり、結界を意味する形です。 ピラミッドパワーとは、「5」という数字の持つエネルギーです。 五芒星、五角形、螺旋、黄金比などの「5」という数字の持つエネルギーは、「大自然の法則」、「自然の秩序」、「生死」、「創造と破壊」、という「流れ」、「循環」、「秩序」と言った意味合いのエネルギーを持っていると考えられます。

しかし、次の地図でみると明らかに平城京は完璧な五芒星ですね。 日本のレイラインです。

「6」の波動性

五輪塔は、下から方形=輪(ちりん)、円形=輪(すいりん)、三角形(または笠形、屋根形)=輪(かりん)、半月形=輪(ふうりん)、宝珠形または団形=輪(くうりん)によって構成され、古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴するものとして作られました。さらにという要素が加わり、六大と呼ばれ、その六つが宇宙の本質だということです。

五大は、物質的要素であり、その上に精神的な要素を修行によって身に付けて、初めて悟りが開けるという意味合いです。 同様に人間には、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・感覚という五感が備わっております。

しかし、この感覚だけでは、宇宙の法則は理解できません。 ここでも第六感、第六意識が重要であるということも言われております。  雪の結晶、水の氷結、蜂の巣の形など、六角形は大自然の安定性、自然の摂理の必然から来る安定性だと考えます。

すなわち、「5」という数字の持つエネルギーが「プロセス」、「修行」、「学習」であるとするのであれば、「6」という数字の持つエネルギーは「結果」だということが言えます。 五大を理解できなければ、六大を得ることはできません。

「5」のエネルギーの存在がなければ、「6」という数字の持つエネルギーは存在することはできないのですね。 このあたりは、さらに追及してみたいですね。 今回はさわりだけです。

出典 : Morphing Platonic Solids (Sacred Geometry by ieoie)

 

 おまけ

綿棒とボンドで作成です。

正四面体の中に「ベクトル平衡体」を入れてみました。


ベクトル平衡体を3重に発展させてみました。

綿棒でも作成は手軽にできます。 楽しいですよ。

パワースポットを自前で作成みてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。