偶然の産物か! 幸せのシンクロニシティとは?
普段の生活の中で起こる「偶然」や「繰り返し」。
そのことは私たちに何を伝えようとしているのでしょう!
素直に直観を信じ、アクションを起こすことで、
幸せが訪れるかもしれません。
そのようなシンクロニシティとはいったい何?
みなさんは、普段の生活の中で、
「ある人に会いたいと思っていると、偶然その人にばったりと街で会った」
「ある人に連絡取らなければと思っていると、向こうから電話がかかってきたりということだったりもします。」
「同じような事が以前も起こった」
「自分の目の前によく同じ名前の人が現れる」
こんなことが起こったことはありませんか?
「あるある」という方は、是非これから先を読んでみてください。
“きっと良いこと”が起こること間違いなしです。
そもそもシンクロニシティ(共時性)とはなんでしょうか?
シンクロニシティは、「意味ある偶然の一致」と言われています。
シンクロニシティは、スイスの心理学者カール・ユングによって提唱された概念のことです。
因果関係のない二つの事象が、類似性(よく似ている)・近接性(すぐ又は同時に起来ている)を備えることです。
ユングの説明によれば、「非因果的連関の原理」といいます。
ちょっとこ難しいのでここではカットします。
シンクロニシティには3つくらいの発生パターンがあって、
1. 突然に単発的に来るもの、
2. 連続的に起こるもの、
3. そして複雑に絡み合いながら束になって発生するもの
があります。
じゃ、ここで連続的に起こるものとして、
おもしろい実際にあった話をしてみましょう。
A君、31歳のサラリーマンの場合
大学時代の彼女とは、数年前に分かれ、
今は係長職となり仕事に追いまくられる生活です。
彼は、石原さとみの大ファンで、
スペシャルドラマ『坂の上の雲』(2010年NHK)に
秋山季子(秋山真之の妻)役で出演してから
「こんな嫁さんだったら結婚したいな」
と思っていたそうです。
2013年に「世界で最も美しい顔100人」の32位にランクインされたときに、
「やっぱり“さとみちゃん”はいいな~」
と、強く思ったそうです。
偶然の飲み会にて...
気が付いたら30歳を過ぎ、彼女もいない。
結婚して、好きな人と家庭をもって両親も安心させたい。
学生以来の合コンというか「同郷者の飲み会」に参加したそうです。
50人くらいいたその中で、
会話した女性に“さとみちゃん”という名前の人が二人もいたそうです。
本屋で出会った本の中に...
翌日の休みに、小説を買おうと立ち読みしたら、
その主人公の名前は“さとみ”、血液型は“A型”だった。
「そうだ石原さとみちゃんもA型だったな~。」
翌週、一緒に飲み会に参加した友達と話をしてみると、
友達からの消息では...
友達、
「知ってるか? あの胸のブローチが半端なく大きくて目立ってた子。」
俺、
「うん? ああ、さとみちゃんね!」
友達、
「そう、さとみちゃんって言うんだ。
そのさとみちゃん、速攻で結婚するみたいだぞ。」
俺、
「へえ、誰と?」
友達、
「お前も知ってる奴だぞ。
お前と同じ名前だけど超イケメンのコウジさ」
俺、
「ああ、覚えてるよ。中学校以来だけど、
あいつ『同じコウジだし、同じO型の血液型だから何かあったら輸血しあおう。』なんて言ってたな。
『O型は誰からでも輸血できるからいいんじゃない。別に。』
と返したことがあるよ。」
俺、
「へえ。さとみ A型。 俺、O型ねえ」
共通点あるな。
それから半年後、
両親が田舎からお見合いも写真を持って上京してきました。
両親がお見合いを持ってきた...
「はあ、31になったけど、そんなに困ってもないし、
結婚はしたいけど、お見合いじゃないとできない俺とも思ってないし、
見るだけならいいか」と。
お見合い相手プロフィール
○○さとみ。年齢29歳。血液型A型。
看護師。今は、地元で頑張っています。
趣味は、...。
え、ここでもさとみちゃん...
両親、
「どうだい? いい子だろ。
お友達のお嬢さんなんだが、ハードルが高いのか、
地元の男には目もくれないんだと。
『でも、お母さんがどうしてもと言うなら、
一度だけだからね。』
そうやってお見合い写真撮ってくれたそうだ。」
俺、
「そう。 プライド高いんじゃないの。」
両親、
「まわりは、誰にでもやさしいいい子と言ってたよ。」
俺、
「わかった。正月、家に帰ったときでもいいかい?
それまで、彼女の結婚が決まってなければね。」
「俺は、写真もろくに見ず、両親へ返してしまいました。」
それから、しばらく経って、
仕事先での偶然...
俺の職種は、営業企画職。
たまにはクライアント回りもします。
年末のあいさつ回り。 取引先の○○商事へ。
担当者も多忙のようで応接室で待たされることに。
そこへ秘書さんがお茶を出してくれました。
とても感じの良く綺麗な方で、待たせることを申し訳なさそうに、その理由を説明してくれます。
「やっぱり、こんな彼女が欲しいな。」なんて、
お見合い相手の写真を見なかったことをちょっぴり後悔しました。
“男は、反省はしても後悔するな”というのが父の教えでしたから、
ここはぐっと呑み込んで、
「○○常務は、お忙しいですね。」と話を向けてみた。
彼女、
「ええ、そうなのです。
本日は、朝から年末のご挨拶に多くの皆さまがご来社いただいております。
御社の訪問を楽しみにしておられましたが、申し訳ございません。
『○○君。君は、確か○○係長の同郷だろう。
彼は福岡県の生まれと言ってたよ。
すまないけど、15分遅れそうだからその間、
お茶を出して、話し相手になってくれないか
今後、大事なお取引先になると思うので、お願いだ』
そう申しておりました。
失礼ですが、○○様は福岡のどこのご出身ですか?」
俺、
「え? あ、そうですね。」(ちょっと混乱)
「福岡県の真ん中上あたりですよ。」
彼女、
「真ん中上? もしかして世界遺産になりそうな?」
俺、
「そうです、そうです。 田舎でしょ。
○○さんは福岡市内ですか?」
彼女、
「いえ、私も福岡県の真ん中上あたりなのです。」(笑)
ここで一挙に距離に縮まった!...
俺、
「ところで、ご兄弟は何人ですか?」
彼女、
「3人です。
私は、長女ですが、下に二人の妹がいます。
私は、結婚しおりまして、
主人の転勤で本社がある東京に1年前引っ越してきました。
実は、私、派遣なんですよ。」
俺、
「いあ、そうですか。
常務の信頼が厚いんで、1年目とは思いませんでした。」
ちょっとがっかり。
しかし、気を取り直して、さらに質問。
まさかまさかの偶然...
俺、
「じゃあ、ご姉妹は地元で?」
彼女、
「ええ、下の妹は早くに結婚して子供もいます。
でも、真ん中の妹は、まだ独身なのです。
地元で看護師していますが、
忙しいだのなんだのって結婚する気がないみたいです。」(笑)
俺、
「え、看護師さんですか? ちなみにおいくつ位の方です?」
彼女、
「あら。それを言うと、私の年齢が分かってしまいますね。」
俺、
「ああ、すみません。失礼しました。ちょっと気になりまして。」
彼女、
「いいんですよ。妹は、今年29歳です。
母親は、30歳になる前に結婚させたいようで、
お見合い写真撮らせたようです。」
まさか、まさか、こんなことはあるのでしょうか。
「偶然とはいいながら、ここまでつながっていくとは。
私は、深い縁を感じました。」
この二人がその後、結婚したかどうかは、さだかではありませんが、
シンクロニシティの”気付き”を受け入れるならば、
自然体の中でそれは成就されることでしょう。
~ まとめ ~
この例のように、普段の生活のおいてこのような偶然が重なることが多々あります。
それを単なる偶然として片づけるのか、
これは何かの示唆なのか、
どう自分自身がそれを受け取るのかで運命は決まってきます。
昔から「虫のしらせ」ということもあります。
このような直観を信じ、直観力を磨くこと、
つまり、表に起きた現象を見て、心の声を素直に聞くことで、
私たちの生き方に大きく役立つことになるのです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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